人間信頼性工学

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●人間の信頼性評価(Human Reliability Assessment)

 システム全体のリスクに対し、人間の作為あるいは無作為がどのようにかかわるかを定量的に表す手法。業務分析のプロセスを含み、一連の操作のより正しくない行為、あるいは行動しないことのどれが、プラントあるいは人間に有害な結果をもたらすかを評価する。


●ストレス強度と行動の信頼性(Stress Strength & Action Reliability)

 高ストレス時(緊急事態発生時)、最初の10〜30分間の、行動信頼性は極端に低い。したがって原子力発電所(航空機)では、最初の10分間(日本・米国)〜30分間(ヨーロッパ)、事故への積極的な対処をしないルールとなっている。


●ミスをなくすための、5つの原理

1.排除 (ミスをしやすい行動を、しなくて済むようにする

2.代替化 (ミスをしやすい行動を、人に行わせないようにする)

3.容易化「共通化・個別化・適合化」 (易しい行動で行えるようにする

4.異常検出 (ミスをしたら気付くようにする

5.影響緩和 (ミスの影響を少なくする

   1〜3は事前、4〜5は事後の対応を示す。

リスク評価⇒ @発生の可能性、A影響の致命度、B波及の範囲


●エラー誘発の背景要因(Error F orcing Context)


●FTA(Fault Tree Analysis)

 防止したいとする目標をTop eventとして、原因を追究し、これ以上追究できない事象Basic eventまで枝分かれした、系統図を作成し分析する。


●FMEA(Failure Mode and Effect Analysis)


●VTA(Variation Tree Analysis)


●DTD(Damage Tolerance Design)

 少しくらいのダメージを受けても、許容できる設計(計画)にすること。

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